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ScalarDB 3.1をリリース。より広範な利用にむけて、gRPCを用いたScalarDBサーバやOracle DBへの対応を始めとする機能追加・改良を実施

株式会社Scalar(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO兼COO:深津航、代表取締役CEO兼 CTO:山田浩之)は、汎用的なトランザクションマネージャであるScalarDBにおける新しいバージョン3.1を公開しました。 ScalarDB 3.1では、より多くの利用者がScalar DBの機能を利用できることを目指し、gRPCを用いたScalar DBサーバの追加、Oracle DBへの対応、並びに、複数のデータベースをまたぐトランザクションを実現すべくトランザクション管理機能の改良を行いました。


ScalarDBはこれまでJava言語のライブラリ形式で配布されておりましたが、新たにgRPCを用いたScalarDBサーバを追加し、Java言語以外のプログラミング言語からもScalarDBの機能を利用可能となりました。 ScalarDBサーバは起動スクリプトや依存ライブラリを含んだZIPファイルおよびDockerコンテナとして提供されています。


また、ScalarDBのアダプタにおいて、Apache Cassandra, Azure Cosmos DB, Amazon DynamoDB, MySQL, PostgreSQL(およびそれらと互換性があるデータベース)への対応に加えて、新たにOracle DBへの対応を追加いたしました。 これにより、さらに多くの利用者・企業がScalarDBを利用できるようになりました。


加えて、複数のデータベースを跨がるトランザクションを実現すべくトランザクション管理機能を改良を行いました。 これまでは、一つのトランザクションにおいては一つのデータベースを用いる必要がありましたが、この改良により、ACID特性を維持したまま、一つのトランザクションで複数のデータベースを操作できるようになりました。当該機能は、例えば、マルチクラウド・マルチデータベース環境における一貫性の管理を容易にします。


今後は、ScalarDBのさらなる利用を促進すべく、マイクロサービス向けの機能やGraphQL等のインターフェースを開発する予定です。

ScalarDBとは

ScalarDBは、汎用的なトランザクションマネージャおよびトランザクションインターフェースです。Apache License 2.0の元で公開されています。


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